Koutaro Ooyama a.k.a. Mon

1979年、兵庫県西宮市に生まれる。
京都市立芸術大学、美術学部版画専攻、卒業。 音のセッションやグラフィティの影響を色濃く反映しつつも、アジア人、人としてのルーツ/本質を自らの血の内に探り、 原始的咆哮とも言える紋様を生み出し続けているアーティストであり、音響を、ビートを、描くように表現できるミュージシャンでもある。
関西アンダーグラウンドクラブシーンにおいて、音と絵を、分け隔てなく入出力できる鬼才。
DJプレイでは、体中の血液が緩やかに集中していくような、喜びにも似た興奮を理想とする中で、 ライブペイントでは、多岐にわたる音楽活動で鍛えられた音楽的感性と本能的感覚を活かし、音と共鳴し、戯れ、呼応しながら、ライブという一回性の中で「その場/その時=現在」を描いてゆく。
現在、奈良県在住のアーティスト。

http://www.koutaroooyama.com


Biography

1998
トラック制作開始

2000
ダブバンド「Echo-Mountain」を結成。
97年から活動していたバンド「THE HENIRCOOTS」に参加。

2001年
ライブペインティング・デュオ「DOPPEL」をスタート。
シーンの黎明期から精力的に活動し、コンビでのライブペイント・パフォーマンスを確立する。
有機的に動く手動モーフィングなペイントスタイルで、人物や動物、マンガ/アニメキャラなどのポートレイトと、抽象的な紋様が入り乱れた世界を構築し展開している。

2004年
京都きづ川病院にて、3m×30mの大型壁画を完成させ「Monotype」名義でのソロ・ライブペインティングを開始(後に名義を本名に変更)。
民族的な紋様や建築、自然造形物等に影響を受けつつも、アジア人、人としてのルーツ/本質を自らの血の内に探り、原始的咆哮とも言える紋様を生み出し続けている。
全国各地での壁画やライブペイント、濃いメンツとのコラボレーションや旅そのものの経験を経て、紋様から始まったその表現形態は更なる広がりを見せ始める。

2005年
愛知万博、カナダパビリオンで開催された「CANADA vs JAPAN , LIVE PAINTING EXPO」にソロ・ライブペインティングで参加。

2006年
NIKEプロデュース「とつかれて、創った。」アート展にDOPPELがライブペインティングを提供。翌年、NIKE本社内に壁画を制作。

2007年
個展「Monotype Exhibition / 2007 autumn」を企画、会場は京都/大阪にて六カ所同時開催。
紋様を題材とした作品群の制作と共に、絶滅危惧種ばかりを描き環境問題の重要性を示唆しようとするシリーズ作品「red list」を発表。

2008年
ISSEY MIYAKE INC.による「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE」にソロ・ライブペインティングを提供。
同年、アメリカ、ネバダ州で行われるビッグフェスティバルBurningmanにてソロ・ライペインティングを決行。

2009年

自身の音楽活動と絵画表現をリンクさせ発表する窓口として、「VVV」レーベルを設立。